音楽知識ゼロからでもゲーム音楽を作るのはそんなに難しくないという話




音楽を作るのに楽器も楽譜も要らない

こんにちは、サウンドクリエイターのユーフルカ(@YouFulca)です。

 

素材サイト巡りは時間もかかるし、

有名素材サイトの曲はかっこいいけど他人と被る…

 

あなたが音楽の経験も知識もない人で、例えばRPGツクールの自作ゲームのために

オリジナルのバトル曲を作ってみよう!と思ったことはありますか?

 

また、やってみたいけど、音楽の知識がなさすぎて出来る気がしない、

とか思ったことありますか?

 

たまに音楽作ってると言うと「え?ピアノとか習ってたっけ?」って

いまだに聞かれることがありますが

 

ピアノ習ってなくったって、楽譜読めなくたって、今の時代音楽は作れます。

 

言ってしまえば鍵盤のどこが「ド」かわかってさえいれば作れます。

 

私は音楽作ってるとき楽譜も音符も、一切見ません。必要ありませんので。

 

 

楽器も弾けず、音符も読めない高校1年生だった私は、ゲーム音楽を作りたくて

独学でDTMをはじめました。

 

 

そんでその5年後プロとして就職しました。そんなモンです。

 

 

 

個人的な意見かもしれませんが

オリジナルのグラフィックとか作るよりよっぽど簡単じゃね?

私から言わせたら、「音楽を作る」ことそのものに関しては

めっちゃ簡単なんですよ。

 

特にツクールや同人ゲームの音楽と言うのは、ハイエンドのゲームと違って

「打ち込み音楽」が歓迎されますからそこまで生っぽくする必要がないんです。

 

むしろ生すぎたらダメ。

 

特にRPGで人気なのはやっぱり戦闘、バトル曲なんですが、

こんなもんコツさえ覚えたら楽器が弾けなかろうが音符や楽譜が読めなかろうが

すぐに作れるようになります。

 

例えば、伊藤賢治先生や桜庭統先生のような

強烈な唯一無二の個性を出すのは時間がかかるかもしれません。

 

でも、音楽を作ることそれ自体は

クッソ単純なルールを守って組み合わせていくだけの簡単なお仕事です。

 

曲なんて基本ルール押さえとけば楽譜読めなくても作れる。





ドレミファソラシドだけで「カッコイイバトル曲」だって作れるんです。

 

日本人は哀愁がある音の響きが好きです。

これを「カッコイイ」と感じる人が多いんです。

 

で、鍵盤で「ラ・ド・ミ」を同時に鳴らすと哀愁のある、悲しい感じの響きがします。

ドレミファソラシドだけでカッコイイ曲を作りたかったら一番最初に

この「ラ・ド・ミ」を組み合わせるのが基本ルール。

 

それに、鍵盤一つ飛ばしで押さえた三音、

たとえば「ド・ミ・ソ」「レ・ファ・ラ」「ソ・シ・レ」というのをワンセットで考えて

組み合わせていく。はい、単純にそれだけ。これが基本ルール。

 

「コード」というのを聞いたことがあるかもしれませんが、

この三音ワンセットを単純に書いたものがコードです。

 

ラシドレミファソの順に英語だとABCDEFGになります。

なんでドからじゃなくラからなのかは知らん。

 

頭にドが来る「ドミソ」ならC

 

悲しい響きのコードにはmを付けろというルールもあります。

 

さっきの「ラ・ド・ミ」はAが頭にある悲しいコードだからAm。

「エー・マイナー」と読みます。

 

なんで?とかじゃなくてこういうルールなんです。誰が決めたか知りませんが世界共通です。

 

じゃあためしに「ラ・ド#・ミ」って押さえてみましょう。Amの「ラ・ド・ミ」と比べてどうですかね?

あれ?明るい感じになったよ?じゃあm取ろうか。ただのA(エー)で。

 

「ドミソ」のミを半音下げてみよう。「ド・ミ♭・ソ」はなんか悲しい…なのでCm(シー・マイナー)です。

(いまさらですが#は半音上げる、♭は半音下げる、の意味です。これは小学校の音楽でも習います)

 

簡単ですよね?はい。これだけ覚えとけば基本的にはもう曲が作れます。

Am→G→F→C

Am→G→F→Em

Am→F→G→C

etc…

 

これ全部王道。

パクリとかじゃなくて、王道。これをパクリといわれたら音楽が作れません。

 

もちろんこれ以外にもたくさん考えられます。

これにドラムとベースとメロディ重ねたらもう戦闘曲できますよ。

 

ベースは、コードの頭の音(Amならラ)をとりあえず鳴らしておけば良し。

 

ドラムはとりあえず「ズッタン、ズッズッタン」言わせといて鳴らしときましょう。

 

音楽って、この基本ルールの繰り返しです。

一個パターンが出来たらコピペコピペで作ってしまうんです。

 

で、なんかちょっと変化させたいな、とか、単調だな、とか思ったら好きなように

音の組み合わせ変えてみたりドラムのリズム変えてみたりすればいいんです。

 

例えば上の例だとあまりにもドラムとベースが単調すぎるから、ちょっとリズムを変えてみようとか。

最初はそんなんで十分です。

 

上のコード5つを組み合わせて適当に鼻歌で思いついたメロディ入れたら形にはなります。

 

パズルのように組み合わせを変えて楽しむ

もちろん最初のうちは「何か変えたいんだけど、

どう変えたら良くなるのかわからない」というのがあると思います。

 

実際上の曲を聞いて、「もっと良くなりそうな気がするけど今のままだとダサイ…」と

思うかもしれません。

 

楽しみながら、どうすればもっとかっこよくなるか試行錯誤を繰り返していけばいいんです。

 

音楽はパズルです。組み合わせです。

気持ちのいい組み合わせもあれば気持ちの悪い組み合わせもあります。

でも正解や不正解はありません

 

さっきから基本ルール基本ルール言ってますが、コレも最終的にはぶっ壊していいんです。

自分がいいと思う組み合わせを探し続ける壮大な旅なのです。

 

その中で「お?予想と違ったけどコレのほうがいいじゃん!」とか、意外な発見もあったりするんです。

時には、怠けようとして新しい発見をすることすらあります。

 

例えばAm→G→F→Gのコード進行の曲で

「ベースライン、1小節ごとに作るのめんどくせぇ…せや!もうGでもFでもベースはラだけ鳴らしといたろ!

結果↓

「…桜庭統みたいでありやな!!」

 

これ実際桜庭さんの曲でよくあるパターンですね(笑)

 

メロディにビブラートをかけるにはどうしたらいいんだろう?

ドレミファソラシド以外の音を組み合わせてやってみたらどうなるだろう?

三音ワンセットを、四音ワンセットにしてみたらどうなるだろう?

 

そんな好奇心を一つずつ形にしていくだけで、あなただけの音楽がどんどん進化していきます。

 

音楽をはじめるのに遅すぎると言うことはありません。

音楽が好きなら、やってみる価値ありです。

 

ここまで読んでいただいて、「なんか意外と簡単そう」って思っていただけましたか?

「音楽を作ること」そのものはルールを覚えておけば簡単なんです。

 

曲を作る上で覚えるのに時間がかかるのは、音楽知識より、音楽制作ソフトの使い方だと思います。

 

 

動画解説

 

 

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