こんにちは、サウンドクリエイターのユーフルカ(@YouFulca)です。
サウンドクリエイターの就職活動で欠かすことの出来ないもの、デモテープ。
テープといってもさすがに今はアナログのテープではありませんね。
最近ではCD-Rなどのメディア以外にも、mp3などのデータで提出といった形のものが増えています。
大体3曲~5曲入れるのが相場で、その内1曲~2曲は課題曲の場合もあります。
特に順番が指定されていない場合や自由曲を1曲目に入れられる場合、もっとも大切な
ことをお教えします。
最初の10秒に命を賭けろ!!
これを教えてくれる学校と、教えてくれない学校があります。私は学校では教えてもらえませんでした。
デモテープは何十人、何百人分という数が一気に送られてきます。
採用担当者はそれをすべて聞くと思いますか?無理です。
1曲目がダメダメな人はその時点で切られます。
最初の10秒で曲が聞こえてこないなんて論外です。
あなたのもっとも得意なジャンルがヒーリングやミニマル・テクノだからといって
本編開始まで10秒以上もかけてフェードインしてくるような楽曲を作っている場合ではありません。
ストーリー性のある豊富な展開を繰り広げる楽曲?無駄です。そんなストーリーは伝わりません。
「走れメロス」で例えたら「メロスは激」くらいまでしか読まれないで捨てられるようなもんです。
1曲目にはド派手に入るロック系やフルオケ系などがセオリーです。
最初の10秒、イントロでがっちり掴んで「お!?」と思わせなければ、未来はありません。
もしあなたが派手な音楽をまったく作ったことがないのであれば、今すぐ作れるように努力を
始めて下さい。とにかく、最初の10秒でインパクトを与えるようなジャンルなら何でも良いですが
ハードロック、メタルやハリウッド映画のようなド派手なフルオケはインパクト大です。
それでは、恥をしのんで公開しましょう。これが…(下に続く)
私が最初に合格を勝ち取った時のデモテープの1曲目です。
この曲は私のフリー素材サイトでも無料で配布してる「The Last Judgement」という、
中学生が作ったツクールゲーのタイトルなみに厨二くせぇ曲ですが、
何を隠そう当時の私のヘボカス曲を押しのけ、デモテープ1曲目の座を勝ち取り
私をサウンドクリエイターにしてくれた曲なのです。
こうして今聞いてみると直したいところが山ほどありますが、恥をしのんで公開しています。
20歳くらいの時に作ったメタルです。イントロの勢い重視であることがわかっていただけると思います。
このデモを聴いてくださった当時の先輩が
「なんか昭和歌謡みたいで、君の世代的に不思議な音楽性だと思った。」と言ってくださいましたが、
ということは、少なくともこの曲を1分程度は聴いてくださった、ということになります。
イントロで掴む、ということがいかに重要なのかその時私は身にしみました。
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