こんにちは、プロサウンドクリエイターのユーフルカ(@YouFulca)です。
DTMを上達させたい方、初心者用の機材からワンランク上にステップアップしたい方
そしてサウンドクリエイターになりたい方必見!
あのAmazonよりもはるかに安い音楽界の激安の殿堂、
サウンドハウスで買うべきおすすめアイテムをご紹介していきます。
もくじの上から順に「上達のために必須レベル」のアイテムになっています。
DAW(音楽制作ソフト)
DAWの一番のオススメはやはり国内シェアNo1のDAW、Cubaseです。
私も含め、プロアマ問わずほとんどの人が使っています。
Cubase
インストールした時点で使えるプラグインもハイクオリティなものが多く
普通に有料で販売されているような高品質プラグインが大量にタダでついてきます。
特に私が手放せないのが、ゲーム音楽で使うさまざまな音色を
一瞬にして作れる最強シンセ、Retrologue2
1000種類以上の楽器、音色を含む大型マルチ音源HALION SONIC SEなどです。
使用する人が多いため、やり方がわからなくてもチュートリアル動画や解説記事が
簡単に見つかるというところもおすすめポイントです。
コードパットの機能など、音符や楽譜の知識があまり無い初心者でも
感覚的に音楽を作れる機能も満載です。
-参考記事-
よく初心者にありがちな疑問として
「有名なProToolsは持っていた方がいいの?」というものがあります。
答えは、
エンジニアとしてプロを目指さないのであれば特に必須ではありません。
ProTools自体でも曲の打ち込みは可能ですが、
作曲編曲というよりはミックス・マスタリング(曲の最終調整)に特化したソフトなので
録音スタジオには必ずインストールされている世界標準のソフトです。
特に初心者のうちはまず必要ありませんが
逆に、ミックス・マスタリングでプロクオリティを目指すのであれば
いずれは買った方がいい候補の一つです。
ミックス・マスタリング自体は、Cubaseのなどの作編曲用のDAWでも
十分ハイレベルに完結できます。
ヘッドフォン
こちらも音楽クリエイター使用率ぶっちぎりNo1、
ミキシングを上達させるうえで最速の必須アイテム
SONY MDR-CD900STです。
MDR-CD900ST
なぜこのヘッドフォンがぶっちぎりの使用率なのかというと、
大抵の曲がこのヘッドフォンを使って作られているからです。
このヘッドフォンはミックス・マスタリング(曲をかっこよく聞かせるための調整)に
特化したヘッドフォンです。
例えばごく一般的なヘッドフォンみたいに「重低音!!」のような味付けはありませんが
逆に非常にフラットな状態で音を再生してくれるため低音や高音の調整がしやすいのです。
なのでプロアマ問わず大勢のクリエイターがこのヘッドフォンを使って
ミックス・マスタリングをしており、このヘッドフォンを使って曲を作り
市販の曲をリファレンス(参考)にすれば簡単にプロの環境を再現でき、
結果として、最速でミキシング技術の向上が見込めます。
もちろんプロはたくさんのヘッドフォンやスピーカーを使ってミックスをしたりしますが、
このヘッドフォンを使ったことがないというプロはほぼいません。
どのスタジオにも確実においてあります。
私は音楽を始めた時から今までずっとこれを使用しています。
→MDR-CD900STのレビューをサウンドハウスで見てみる
次の項目は、ほぼヘッドフォンとセットで使用することが
確定しているので、優先度は同じくらい高くなります。
オーディオインターフェース
パソコンからノイズのないクリアな音を再生したり、
逆に楽器の音をパソコンに録音するのに必要な機材、オーディオインターフェース。
ここでのオススメは、スタインバーグUR22Cです。
UR22C
理由は二つ。
まずは価格が安くて、かつ最低限の機能が揃っているという事。
オーディオインターフェースの音質には値段やメーカーによってかなり差があります。
プロが使用しているものになると音質も最強な分値段も10万〜20万円以上になってしまいますが
特に初〜中級向けのものは一概にこれが最高だぜ!というものがありません。
加えて、よっぽど天才か相当な経験を積まない限り
機材による音質の違いなど最初は判断できません。
なので、まずは信頼性のあるメーカーや値段、付属プラグインで選んでいいかと思います。
もしシンセやギター、ハード音源などを複数繋げて音楽制作に使いたいと思うなら、
もう少しチャンネル数の多いオーディオインターフェースを使用しなければなりませんが、
つなぐ楽器が1~2つ、もしくは楽器をつながないのであればこのモデルで問題ありません。
二つめの理由は信頼性というところで、
Cubaseが無料で付属していてすぐに連携できるという事。
このオーディオインターフェースは、DAWの項目で紹介したCubaseのメーカーが造ってます。
冒頭で紹介したCubaseProはシリーズの中で最上位なので、
機能も付属ソフトもめっちゃ最高なのですが、値段もシリーズ中めっちゃ最高です。
こちらのオーディオインターフェースには
その簡易版であるCubaseAIが無料で付属していて、
機能はもちろん上位版に比べると制限されていますが
音楽を始めたての人が使う分には十分な機能を揃えています。
このようにCubaseとの連携が最初から万全なので設定もカンタンで、
初心者がよく陥りがちな「音が出ない問題」も起こる確率がめちゃくちゃ低いです。
このCubaseAIは追加料金を支払う事でいつでもアップグレード(機能追加)できるので、
Cubase Proが高くて買えないという方はまずはこのオーディオインターフェースを購入して、
無料でついてくるCubaseAIを使ってみて程度知識を増やしてから
CubaseAIを上位版にアップグレードするという選択肢も多いにアリです。
MIDIキーボード
音楽制作において必須ではありませんが、
MIDIキーボードがあるのと無いのでは効率も上達の早さも段違いです。
よく勘違いしてる人がいますが、ピアノや鍵盤楽器の経験は
MIDIキーボードの必要性とは関係ありません。
MIDIキーボードは音の確認や打ち込み入力をスムーズにするためのものであり、
例えピアノが弾けなくても、効率アップや上達のためにMIDIキーボードは必要です。
そこでオススメ第1位はKeystation49 mk3です。
Keystation49 mk3
49鍵という無難な鍵盤数、ピッチベンドとモジュレーションホイールが付いていて
さらに音楽制作用のサウンドライブラリーまで付属していて8850円というのは、
他と比べても圧倒的ぶっちぎりの良コスパです。
ホイールというのは左側についている二つのレバーのようなもので、
打ち込みをより表情豊かに行う上で、ほぼ確実に使うことになる便利マシーンです。
ホイールが付いていないMIDIキーボードは、絶対にオススメしません。
→Keystation49 mk3のレビューをサウンドハウスで見てみる
もう少しコンパクトで、ノートパソコンと一緒に持ち運びたいなどという場合は、
microKEY-25という選択肢もあります。
microKEY-25
写真でも分かる通りかなりコンパクトで価格も4380円と低く
電源もドライバのインストールも不要という身軽さが売りです。
ただ、こちらは鍵盤数も少なく、鍵盤自体もミニサイズなので
例えば旅行などで持ち運んだ先で打ち込みをしたい時など
据え置きではなく、外出先で使うサブキーボードとして使う方がいいと思います。
→microKEY-25のレビューをサウンドハウスで見てみる
KOMPLETEバンドル
ここから先は、「持っていれば損はない」というレベルなので、
DTMを初めてすぐに買う必要はありません。
初級者から中級者になるくらいの時に購入すれば十分です。
KOMPLETEバンドルというのは、Native Instrument社が販売している
大量のハイクオリティ音源、エフェクターを一つにまとめたパック商品です。
冒頭に書いた通り、Cubaseには最初から大量の楽器が使える
マルチ音源HALION SONIC SEが付属していますが、
それをめっちゃリアルで豪華な音に強化して、楽器の数もめっさ増やしたバージョン
だと思えば大体あってます。
ランク別に、
- 値段とソフトの数のバランスが取れた「通常バージョン」
- 通常バージョンから幾つかソフトを厳選した廉価版の「SELECT」
- プロ仕様で全ての要素を含んだ最上位「ULTIMATE」
があります。
個人的には、廉価版のSELECTのラインナップは非常に微妙なものばかりだと思うので
最初に買うのは通常バージョンがオススメです。
逆に全部入りのULTINATEは高額なので、中級者以上になるまでは必要ありません。
KOMPLETE 12 通常バージョン
この通常バージョンだけでも、豊富なオーケストラ楽器や何種類ものピアノ、
アフリカ、インド、中央アジアの民族楽器、ギターやオルガン、ドラムにベース、
ジャズで使える管楽器からシンセサイザーなど実に25,000以上のサウンドが入っており、
音楽制作で使うほとんどの要素をこれだけで網羅できます。
なお、通常バージョンを買った後でも追加料金を払えば
いつでも上位版のULTIMATEにアップグレードができます。
参考記事
WAVESバンドル
最後にご紹介するのは、作曲や編曲ではなく、その後の
ミックス・マスタリング(曲の最終調整)用のソフトとして
世界的に有名なWAVESのバンドルです。
これは作曲を覚えたばかりの人やDTM初心者ではとても扱いきれないので、
DTM中〜上級者を目指す人向けの商品です。
逆に、中〜上級者になるには決して避けては通れない道とも言えます。
WAVESはKOMPLETEよりもはるかに豊富な種類のバンドルがありますが、
結論、ミックスの初心者であればGOLDバンドルを買えば問題なしです。
GOLDバンドル
理由は明確で、
プロに近いミックスを目指すならこのバンドルに入っているソフトが最低限必要
そして、これより上位のバンドルを買っても最初は使いこなせないから。
このバンドルには、プロも使用するWAVESの看板ソフトである
Rシリーズ、Vシリーズ、Hシリーズ、Qシリーズがバランスよく含まれているため、
上級者のミックスを学ぶには最適かつ最安値のバンドルです。
ご多分に漏れず、もし上位バージョンが欲しくなったら
追加料金を払えばアップグレードが可能なので、損をすることはありません。
まとめ
今回ご紹介した、定番オススメ商品をまとめると
DAW音楽制作ソフト
ヘッドフォン
オーディオインターフェース
MIDIキーボード
KOMPLETEバンドル
WAVESバンドル
となります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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