現役プロが選ぶ、無くなると困るCubasePro付属プラグイン四天王




こんにちは、サウンドクリエイターのユーフルカ(@YouFulca)です。

 

今回は、業界標準の音楽制作ソフト、Cubaseに最初から付属している

 

超高性能なソフト音源、エフェクターなどから特に選りすぐりの4つを

 

ご紹介いたします。

 

 

正直4つに絞るのもかなり難しいほど

 

どの付属プラグインも素晴らしいのですが、その中でも特に

 

ぶっちぎりの4つを厳選いたしました。

 

 

最初から付属しているからと言って決して侮ってはいけません!

 

実際に仕事でも大活躍するほど、すべて無くてはならない存在です。

 


Retrologue2

retrologue2

Cubaseに入っているソフト音源の中で個人的にぶっちぎりで1番好きなのがこちら

 

Retrologue2 です。

 

ジャンル問わず、ほとんど全セッションで立ち上がっているスタメン級のソフトです。

 

 

ソフト自体は非常にベーシックなアナログモデリングのシンセなのですが、

 

本当にシンセサイザーの基本に忠実な作りになっているため、

 

シンセの音作りに慣れている人ならものの10秒で狙った音が作り出せます。

 

 

このシンセの個人的に気に入ってる点がもう一つあり、

 

それは開いた瞬間なんのプリセットも読み込まれていないことです。

 

 

例えば有名な国産フリーシンセのSynth1は非常に優れた性能を持っていますが、

 

最初からある程度出来上がった音が読み込まれてしまうため一から音作りがしたい場合

 

ちょっと一手間かかります。

 

 

 

その点こちらのRetrologueは、立ち上げた段階ではシンプルなノコギリ波が鳴るだけなので、

 

逆に必要最低限の操作で狙った音をすぐ作れるのです。

 

 

シンセパッド、シンセベル、シンセリードなんかは正直

 

プリセットを選ぶよりもはやこのソフトで作った方が早いです。

 

Retrologue2 最高!

 

<Retrologue関連の記事はこちら>

20分で覚えるシンセの音作りの基本 初級編 ADSR オシレーター

【DTMゲーム音楽講座】氷の洞窟や雪のステージっぽい音 シンセベルの作り方

 


Groove Agent

ドラム専用音源です。

 

このGroove Agentの素晴らしいところは、最初からある程度音作りされた

 

ドラムキットが幅広いジャンルにわたって数百種類も入っている点です。

 

 

例えば、リアルなドラム専用音源を使うと、開いた状態では

 

殆んど音作りも何もされていない状態なので、

 

打ち込んだだけではキックやスネアに迫力が足りなかったりします。

 

 

その点このGroove Agentは、プリセットを読み込んだ時点で各音に

 

音圧があり即戦力の状態でドラムを打ち込むことができるので、

 

特にゲーム音楽制作には重宝します。

 

 

またシンセドラム系の音や、効果音的なドラムキットも

 

豊富に用意されているため、幅広い世界観の楽曲に対応できます。




 


Frequency

 

こちらは音源ソフトではなく、各トラックにインサートする

 

エフェクターの一種、イコライザーです。

 

 

こちらのエフェクターの最高ポイントは何といっても、

 

イコライザーと同時にアナライザーの機能がついている点です。

 

 

画像を見てもお分かりの通り、どの周波数がどれくらい鳴っているが

 

一目瞭然であり、カットすべき帯域を一瞬にして判別できます。

 

 

イコライザーのメイン画面の下には鍵盤があり、

 

鍵盤をクリックすることでその音階にEQポイントを置くこともできます。

 

 

これは、WAVESから販売されている高性能EQである「H-EQ」と

 

殆んど同じ機能です。

 

ぱっと聞いた感じ高い音域で鳴っているシンセベルなんかも、

 

このEQを差してみると、意外と低い100hz以下が鳴っていたりして

 

ローカットする際にすぐに判断できます。

 

 

こちらも使わないセッションが無いといっても過言ではない程

 

無くてはならないイコライザーです。

 


RoomWorks

最後に選んだのは、Cubaseプラグインの中の古豪

 

リバーブ用プラグインのRoomWorksです。

 

 

非常にシンプルなインターフェイスでありながら

 

その威力は絶大。唯一無二のルームリバーブです。

 

 

毎年アップデートを繰り返すCubaseの歴史の中で、

 

見た目も変わらずに今まで生き残ってきたこのプラグインからは

 

歴戦の老戦士のような貫禄すら感じます。

 

 

このリバーブの特徴は何といってもその直感的な操作性と

 

リバーブ音の存在感。

 

 

自分はこのエフェクターを使うときは、

 

センドではなくインサートで使用することが多いです。

 

 

例えば、ソシャゲのハロウィンイベントの曲を作るときには

 

冒頭で紹介したRetrologueで、お化けのようなヒュ~というシンセリードを

 

作って曲の後ろで鳴らしたりするのですが、

 

その際このRoomWorksをインサートするだけで絶妙に閉鎖的な空気感が出て

 

何とも言えない「お化け屋敷」感が出るのです。

 

 

その他、ちょっとミックス的にある音を後ろにしたいときには

 

何も考えず脳死でこれをインサートしたりするとそれだけで

 

解決したりします。

 

 

まさに、いつの間にか敵をかたずけてくれる頼れる老戦士です。

 


まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

Cubaseには、ただインストールするだけで、とんでもなく超高性能であり

 

かつ直感的に操ることのできるソフト音源、エフェクターが死ぬほどついてきます。

 

 

ちなみに今回紹介したソフトはばら売りされているものもあるため

 

Cubaseを持っていなくても購入すれば使用することができる模様です。

 

Retrologueは11000円で購入可能

 

 

DAWとしてのソフト自体の性能もさることながら、

 

周りを固めるプラグインも業界標準、国内シェアNo1の実力たる所以でしょう。

 

 

 

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