クリエイターは “無料素材サイト” とGoogle AdSenseでお金を稼ごう!




「無料素材サイト運営」で収入を得るという選択肢

こんにちは、サウンドクリエイターのユーフルカ(@YouFulca)です。

 

本業の会社員としてのゲーム音楽制作の傍ら、

 

月間10万PVのゲーム音楽専門フリー素材サイトを運営し

 

有料素材の販売や、楽曲制作の依頼も請け負っています。

 

 

このページを見ているアナタは、何かしらの「モノを作る人」

 

すなわちクリエイターと呼ばれる職業の人、もしくはそれを目指す人かと思います。

 

 

「自分の作品を公開したい。そして大勢の人に知ってもらいたい!」

 

皆さんそう思っていると思います。当然です。

 

 

誰からも存在を知られない創作物に存在意義はありません。

 

 

そこで、私が提唱するのが「無料素材サイト」です。

 

 

<2020/3/31追記>

より具体的なサイト制作の手順などを知りたい方はこの記事を参照して下さい。

 

-参考記事-

無料素材サイトの作り方・手順【収益化・アドセンス前提】

 

 

無料素材サイトとは、読んで字の如く、

 

自分の作品をクリエイティブに利用できる「素材」として、無料で公開するサイトです。

 

 

私ユーフルカも無料の音楽素材サイト「Wingless Seraph」を運営しております。

 

 

「ゲーム音楽 無料」で検索するとGoogleのトップに表示されますので、

 

「無料のゲーム音楽サイトとしては一番有用」と、天下のGoogle様に評価されているわけです。

 

 

 

無料で。

 

 

ここが第一のポイントです。

 

無料というのは、実は非常に強力なアドバンテージです。

 

後ほど説明します。

 

 

第二のポイントは

 

「素材として」公開するということ。

 

つまり、他の誰かのクリエイティブの役に立つ、ということです。

 

 

これは、単に見るためだけの画像、聞くためだけの音楽と比べて

 

非常に存在価値があります。

 

 

インターネットが発達した現代、様々なモノを作り出すクリエイターが

 

世界中に存在します。

 

 

代表的な人たちが、ユーチューバーや同人ゲームサークルなどです。

 

 

 

特に2020年からは5G回線が実用化され、ゲームや動画の需要が爆発的に

 

伸びることが確実視されています。

 

 

 

その人たちが自分の作品に使える素材として、画像や音楽を配布するということです。

 

 

この記事では、サイトの作り方やSEOの知識などは一切省きますが、

 

私がどのような考え方で無料音楽素材サイトを運営し、育て、

 

「無料」からお金を生み出しているかを解説したいと思います。

 

 


“無料” は “無価値” という意味ではない!!!!




 

「作品を無料で公開する」、というと、まるでクリエイターとして価値が無いとか

 

作品に価値がないと思い込んでいる人が一定数います。

 

 

「無料」という言葉が、「無価値」という言葉と同じ意味だと思っている人たちです。

 

ですが、これは似ているようでまったく違うものです。非常にバカげた勘違いです。

 

 

「無料」とは、要約すると

 

「このサービスを利用するために、お金を必要としませんよ」ということです。

 

 

「無価値」というのは、字の如く、

 

価値が無い、存在する意味が無い、という意味です。

 

 

お金を払う必要が無いサービスは、果たして価値が無いものでしょうか?

 

 

あなたが普段使っているサービスを考えてみてください。

 

 

Googleの超高性能な検索エンジンやGoogleアースなどのサービスは、その大半が無料です。

 

 

YouTubeで見たい動画を見るときに、料金を支払っていますか?

 

フェイスブックやツイッターは有料ですか?

 

もっと身近なところで言ってしまえば、地上波のテレビ番組は無料で見放題です。

 

 

では、これらは果たして「無価値」ですか?

 

 

そんなはずはありません。価値が無いものに人が集まるはずがありません。

 

人が集まって喜んで利用されているのに「無価値」なわけないのです。

 

 

同じことがあなたの作品にも言えます。

 

 

では、「お金」とは何なのか?

 

お金を払わなければ価値が無い、となぜ多くの人が勘違いしてしまうのか?

 

 

お金というのは、単に「物々交換をめっちゃ便利にするために生まれた手段」です。

 

 

いわば持ち運びに便利で誰が見ても価値がわかる万能交換クーポンです。

 

 

つまり商品売買成立時にお金が支払われるというのは

 

「アンタの商品と同じ価値の何かと交換したいけど、メンドイからこの万能クーポンと交換ね!」

 

ってことなわけです。

 

 

日本全国どんな店でもTポイントが使えるなら、別にこれがTポイントでもいいわけです。

 

 

美しい絵を見たとき、人は「お金を払ったから」感動するのでしょうか?

 

壮大な音楽を聴いて思わず涙を流した人はどうでしょう。

 

 

クリエイティブにおいて、その作品の素晴らしさや価値そのものに、

 

お金を払ったか払わなかったかはまったく関係ないのです。

 

 

むしろ私は、今すべてが飽和しているこの時代において

 

「無料」とは、その作品のクオリティが高いほど、「有料」よりも価値がある

 

とすら言えると思っています。

 

 

「お金を払わずに感動できる」という価値です。

 

 

「こんなに素晴らしい作品なのにお金を払わなくていいの!?」

 

誰かにこう言ってもらえたらしめたもの。

 

 

なぜか?

 

ご説明したいと思います。

 

 


人が集まるところには価値がある = 評価経済という考え方

皆さんにはこんな経験ありませんか?

 

 

「この店の料理めっちゃおいしいから同僚にも教えたい!」

 

「この映画感動した!SNSでみんなに知ってもらいたい!」

 

 

そう、人は素晴らしい作品に出会ったとき、

 

または何かに感動を覚えたとき

 

まとめて一言で言えば「価値のあるもの」に出会ったとき

 

 

誰かに言いたくてたまらなくなるのです。

 

 

だから価値のあるものには人が集まります。

 

つまり逆を言えば

 

多くの人を感動させたり、集めたりできるものには価値があります。

 

 

では、そんな素晴らしい作品がさらに無料だったらどうでしょうか。

 

 

「えっ!?こんなに豪華で美味しい料理が無料なの!!!?」

 

「こんなにクオリティが高い音楽が無料でいいの!?」

 

 

さらに人を呼び込むアドバンテージポイントが増えるのです。

 

より大勢の人が集まります。

 

 

そしてそこにある「多くの人を集められる」という価値は、お金に変換できるのです。

 

あなたの作品を誰かに直接売ったりしなくても、そこに「価値」があるのであれば、

 

お金を別のところから生み出す手段はあるのです。

 

 

日本で一番有名なユーチューバーであるHIKAKINさん。

 

彼は面白い動画をアップして、視聴者に喜んでもらうことで収入を得ています。

 

子供たちが楽しめる動画をアップして、評判が評判を呼び、

 

今や登録者数650万人です。

 

650万人もの人が、彼の動画を見に集まってきたのです。

 

 

ではその650万人の視聴者は

 

HIKAKINさんに視聴料金を払っているでしょうか?

 

 

無料素材サイトでお金を生むシステムは、ユーチューバーと基本は同じです。

 

 

共通点は、サービスそのものに対価を払う「貨幣経済」ではなく

 

評価が高ければ、サービスそのものが無料でもそれに比例して収入が増える

 

評価経済システムであるということです。

 

 


Google AdSenseで、付加価値をお金に変える

Google AdSense(グーグル アドセンス)というのは、

 

Googleの提供している「コンテンツ連動型広告配信サービス」です。

 

 

一言で言うと「クリックされたり見られたりするだけで報酬が発生する広告」です。

 

 

あなたがどこかのサイトを見たりするとき、

 

あなたが興味のあるゲームだったり、映画だったり、サービスの広告が

 

サイトの片隅に表示されていたりすると思います。

 

 

あれこそが「Google AdSense」です。

 

あなたがそのサイトに訪れ、広告をクリックしたり、表示されるだけで

 

そのサイトのオーナーには報酬が支払われています。

 

あなたが直接そのオーナーにお金を払うことは一切ありません。

 

 

Google AdSenseの利点は、

 

見ている人に最適化された広告が選ばれて表示されるということ。

 

 

つまりサイトのオーナーが押し付けがましく

 

「これ良いよ!」

 

「これオススメだよ!」

 

などと言わなくても、自動でその人が興味のある可能性のある広告が表示されるので

 

広告を出す側にとっても見る側にとっても非常にありがたいということです。

 

 

そして商品が購入されなかったとしても報酬は発生します。

 

そしてその報酬は、単純に見る人やクリックする人が多ければ多いほど

 

増えていくわけです。

 

 

①人に喜ばれる作品を無料でアップする!

②誰かが感動して、評判が評判を呼ぶ!

③広告収入が、来る人の数に比例して増えていく!

④また多くの人に喜ばれる作品を作って、①に戻る!

 

 

見てわかるとおり、誰も作品やサービスそのものにお金は払っていません。

 

ですが、誰もがその価値を認めています。だから人が集まります。

 

 

そしてそこにある「人を多く集められるほど素晴らしい」という付加価値を

 

「広告」という媒体を利用してお金に変換する。

 

 

これこそが、ユーチューバーや無料動画サイトを運営する上で重要な

 

評価経済のシステムです。

 

 

 


積み重ねた自分の信用をお金に変える

ある程度長い期間、それなりに高いクオリティを保った作品を

 

提供し続けていけば、もっと直接的に報酬を得ることもできます。

 

 

すなわち、あなたの信用そのものをお金に変えることができます。

 

 

「こんなに素晴らしい作品を、無料でたくさん提供してくれてありがとう。

 

是非お礼をさせてほしいんです!」

 

 

そう言ってくれる方々、いわゆるファンの方々が増えていきます。

 

大変ありがたいことです。

 

そういったときに便利なサイトがBOOTHです。

 

BOOTH

 

このサイトが提供しているのは、クリエイターが自分の作品を売ることができる

 

一見ありふれたサービスですが、BOOSTという変わった決済システムがあります。

 

 

これは、例えば自分が応援したいクリエイターから何かを購入した場合

 

商品価格に上乗せして投げ銭を払うことができるというものです。

 

 

500円の商品に49500円上乗せして50000円で買うこともできるのです。

 

(これは私が販売している素材集で払っていただいた額で、なんと実話です)

 

販売手数料が非常に安いのも特筆すべき点です。

 

 

このように、時間をかけて信頼や信用を積み重ねていけば、

 

作品を直接的に売るということもゼロからやるより遥かに簡単になります。

 

 

もちろん、有料でのCG制作や楽曲制作の依頼受注も容易にできるようになるでしょう。

 

 

先ほどのユーチューバーの例で言えば、

 

HIKAKINさんやはじめしゃちょーさんなどのトップクラスのクリエイターには

 

企業から直接商品レビューの動画制作を依頼されたり、

 

企業のCMへの出演などといった仕事も来るようになります。

 

 


“投稿型の素材サイト”に投稿してはいけない!!

中には、趣味で作品を作っているクリエイターから作品を投稿してもらって

 

運営されている無料の素材サイトがあります。

 

 

あなたが本当に自分の作品に自信があり、

 

もっと多くの人に聞いてもらいたいと思っているなら、

 

投稿型無料素材サイトに投稿するほど勿体無いことはありません!!

 

 

すでにお気づきだと思いますが、このようなサイトも

 

同じようにGoogle AdSenseの広告収入などで報酬を得て運営をされています。

 

 

言ってしまえば、このサイトの運営者は、

 

あなたの才能を使って報酬を得ているのです。

 

 

あなたがここに投稿して得られる利点は、

 

「たまに誰かに聞いてもらえるかもしれない」ということだけです。

 

 

確かにサイトを作る労力も資金も必要ありません。

 

ですが、そこにはあなた以外に大勢の人が投稿しているのです。

 

 

その中であなたの作品が目立つことは基本的にはありません。

 

間違いなく埋もれていきます。

 

 

では無料ではなく、有料の素材サイトではどうでしょうか?

 

仮に有料であなたの曲を販売できる投稿型の素材サイトだとしましょう。

 

 

はっきり言って99%売れません。

 

 

無料音楽が多く存在するこの時代に、

 

わざわざ無名のクリエイターの音楽に数千円も払う人は殆どいません。

 

(そもそもそれが最善手であれば私はこんな記事を書いていませんが)

 

 


「無償でも作っていたい」という気持ちが無ければ続かない

結局、あなたがクリエイターで、自分だけの作品を公開する場を持ち、

 

毎月報酬を得たいと思うなら、あなたがサイトを作ることが最善手だと思います。

 

 

ですが、これはチュートリアルから1面クリアまでがひたすら長い、

 

非常に忍耐力の必要なゲームのようなものでもあります。

 

 

少し前ですが、YouTubeのキャッチコピーに

 

「好きなことで生きていく」というものがありました。

 

 

ユーチューバーで成功するには、

 

毎日毎日、たとえ低いクオリティでも動画をアップし続けることが

 

非常に大切だそうです。

 

 

こんなこと、好きじゃなきゃできません。

 

私はとてもできる気がしません。

 

 

無料素材サイトを運営するにも、この気持ちが大切です。

 

 

すなわち、それを作ることそのものが楽しくてたまらない、

 

なんなら無報酬でもやっていたい!

 

そう思えるようなことでなければ、長続きしません。

 

 

ユーチューバーも素材サイトも、「継続」が何より重要なのです。

 

 

ここまでお金に変える方法を解説していながらこんなことを言うのは

 

読者の皆様から「矛盾している!」と言われそうですが、

 

最初からお金を目的にしないほうが良いということです。

 

 

なぜか?

 

 

広告収入型のサイトが報酬を生むようになるまでには、

 

少なくとも半年~1年程度の時間を要するためです。

 

 

そしてそれで終わりではありません。

 

あなたは継続的に、毎週のように、

 

絵を描いたり音楽を描いたりしてサイトにアップする必要があります。

 

 

そうやって少しずつ少しずつサイトに来る人を増やしていき、

 

ようやく毎月5000円程度の広告収入が入るようになります。

 

 

広告収入、いわゆるアフィリエイトでお小遣い稼ぎをしたいと思う人は

 

たくさんいるようですが、実際に広告収入で毎月5000円以上を稼いでいる方は

 

全体のわずか5%だと聞いたことがあります。

 

 

皆、報酬が発生する前にモチベーションが尽きて辞めてしまうのです。

 

 

月5000円ですら上位5%ですから、広告収入だけで生活費を稼ぎ出すとなると

 

桁外れに難しいことがわかると思います。

 

 

最初からそんなハードルを設けてしまっては確実に挫折します。

 

 

そして、厄介なのは、一回中断してしまうと

 

せっかくの評判も無駄になってしまいフリダシに戻るということです。

 

 

一年間も更新の無いサイトなど、よほど有名でなければ誰も来ません。

 

 

大切なのは、毎日、毎月、自分とサイトの成長を感じながらコツコツ続けること。

 

これに尽きるのです。

 

 

参考までに私の場合ですが、

 

2018年8月現在で、素材サイト運営暦約4年。

 

Google AdSenseなどの広告、素材の販売、投げ銭、ナレーション業などで副業収入を得ており

 

今月はそれら全ての合計でようやく15万円ほどになります(内訳はヒミツ)。

 

 

 


さあ、自分の無料素材サイトを作ってみよう!

ここまで読んで、

 

 

「いや、創るのが好きだからクリエイターになったんだからできるに決まってるじゃん!」

 

「自分専用の素材サイトを作って、自分の作品を公開したい!」

 

 

と思った方は、無料素材サイトを作ってみてはいかがでしょうか。

 

 

ホームページを作るということ自体は、もはやこの時代

 

ちょっとソフトの使い方を覚えれば小学生でもできます。

 

 

私も、未だに”超初心者向けホームページ作成ソフト”の代名詞

 

「ホームページビルダー」を使用してサイトを更新したりしますが

 

非常に扱いやすく、昔と違ってダサくないのでオススメです。

 

 

スマホに対応させることも簡単です。

 

 

 

また、少し敷居は上がりますが、WordPressを使うという手もあります。

 

このブログもWordPressを使って書かれています。

 

 

WordPressの良い点はなんと言っても無料で始めることができること。

 

扱い方をある程度覚えてから有料サービスを使ってみることもできます。

 

 

どちらもゼロからコードを書く必要はまったく無く、

 

視覚的に楽しくホームページがデザインできるためオススメです。

 

 

クリエイター気質の人は、自作サイトの運営を一度始めると

 

面白すぎてとまらないかもしれません。

 

 

訪問者数や、リアルタイムに見ている人、どこから来ているのかなどは、

 

Google アナリティクスという分析サービスを利用することで

 

具体的な数字を把握できます(もちろんこれも無料!)。

 

Googleアナリティクスの実際の画面

 

単純に、この数字を増やしていくために試行錯誤するのも楽しいものです。

 

これはもう「育成ゲームだ」と思うと面白いかもしれません。

 

 

一日の訪問者数が10人から50人、100人、200人、そして1000人…

 

最初は見向きもされないでしょう。ですがこれは育成ゲームです。

 

 

各パラメータを少しずつあげていきましょう。

 

そうすればサイトもだんだんレベルアップしていきます。

 

 

Googleアナリティクスを使えば、どれだけ成長したか数字で見れて一目瞭然です。

 

 

一生懸命育てたサイトにたくさんの人が来てくれて、

 

そして自分の作品を喜んで聞いてくれる。見てくれる。使ってくれる。

 

こんなにクリエイターとして楽しい事はありません。

 

 

さあ、今このクッソ長い記事を最後まで読み進めてくださったそこのあなた。

 

あなたも自分の素材サイトを作って、世界中のクリエイター同志達のために

 

公開してみませんか?

 

 

インターネットを使える全ての人が、クリエイターになりえる時代なのですから。

 

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ここまで読んでいただきありがとうございました!
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