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DTM中級者を目指すならKOMPLETEバンドルがオススメ
こんにちは、サウンドクリエイターのユーフルカ(@YouFulca)です。
かの日本トップYouTuber、ヒカキンさんは動画で言いました。
“トップを目指すならトップの使っているアイテムを使え“と。
DTMも、もちろん同様の事が言えます。
いつまでも初心者向けの機材やソフトばかり使っていても、
そこからレベルアップすることはできません。
初心者用の機材は音も安く、機能も少ないからです。
そこで今回は、プロはもちろんDTM中級者以上なら必ず持っている
有名ソフト、Native Instrument KOMPLETEバンドルについて
メリットや、注意点などを解説したいと思います。
トピックは以下の通りです。
- KOMPLETEバンドルって何?
- メリット①ほぼ全ジャンルカバーできる楽器数
- メリット②ミックスで役立つ強力なエフェクター群
- 注意点①:とは言え専用音源には及ばない
- 注意点②:SELECTは買ってはいけない
- どのバンドルを買えばいいのか?
KOMPLETEバンドルって何?
KOMPLETEバンドルとは、Native Instrument社が開発・販売する
DTM音源やエフェクターなどのプラグインを一つにまとめたセットです。
Cubaseに最初から入っているマルチ音、
「HALION SONIC SE」をご存じの方は多いと思いますが、
アレを超リアルな音にして、楽器数を何十倍も増やして、
エフェクターもおまけについてくるモノだと思えば大体あってます。
上の画像がKOMPLETEのインストール画面ですが、
これでもまだ全部ではありません。全体の半分以下です。
HALION SONIC SEは一つのソフトの中にたくさんの音が入っていますが、
KOMPLETEは、独立した専用の音源がたくさん入っています。
なので一つ一つの音のクオリティがプロが使うほど高いのが特徴です。
また、伝説的なリバーブやコンプレッサーをエミュレートした
高機能なエフェクターのプラグインも大量に同梱されていて、
WAVESなどを持っていなくてもハイクオリティなミックスに
仕上げることができます。
要するに、これ一つ買えば大抵のことはできるようになる
コスパ最大にして最強のDTM音源です。
メリット① ほぼ全ジャンルカバーできる楽器数
KOMPLETEバンドルの最大の特徴は、その膨大な音源の数です。
ドラム音源、ギター音源、ベース音源、オーケストラに使用する
ストリングス音源、木管や金管なども独立したソフトで収録されています。
そのほか、南米やインド、アフリカの民族楽器、シンセサイザー、
オルガン、種類別のピアノ、パーカッションなど、
ほぼ全てのジャンルがKOMPLETEだけで完結できるほど
豊富な楽器数をそろえています。
オーケストラから民族楽器までカバーする
総合音源Kontakt Factory Library、
映画音楽のような大迫力のパーカッションサウンドを
手軽に再現できるAction Strikes、
南米のパーカッション音源Cuba、
グランドピアノ音源のGrandeur、
手軽かつリアルなホーンセクションSession Horns Pro、
少人数のストリングス音源Session Strings Pro2
などなど、
個人的に大好きな音源を挙げればきりがないのですが。。。
とりあえずどんなジャンルを作るにも、
まずはKOMPLETEを立ち上げます。
メリット②ミックスで役立つ強力なエフェクター群
KOMPLETEの素晴らしいところは、バンドルに含まれているのが
音源だけではないという事です。
一般的に上級者やプロがミキシングで使うのは
WAVESバンドルという、高品質なエフェクターをまとめたものですが
こちらには音源は含まれていません。
KOMPLETEバンドルには、WAVESにも収録されているような
伝説的なEQ、コンプレッサー、リバーブをエミュレートした
高品質なエフェクトプラグインも同梱されており、
文字通りこのバンドルさえ一つ買ってしまえば、
これだけで音楽制作が完結できるようになっています。
特に個人的に気に入っているのはリバーブで、
中でも、レキシコン480Lという伝説のリバーブを再現したソフト
RC48は、もはや立ち上げない日は無いと言っていいほど
ほぼどんな曲にも使っています。
注意点①:とは言え専用音源には及ばない
KOMPLETEには非常に幅広い楽器・音源が収録されており
各々もクオリティが高いのは事実ですが、
とは言え、それ専門で売られている音源には及びません。
例えば、KOMPLETEに収録されている便利なアコギ音源
Strummed Acoustic 2。
鍵盤1つでアコギのバッキングを手軽に演奏でき、
バッキングパターンもある程度は編集可能ですが、
アコギ用音源として単体で販売されている
Real Guitarなどの方が、使い勝手が良いのは事実です。
ストリングス音源にしても、Spitfireなどを買えるのであれば
そちらの方が断然ハイクオリティな演奏が可能です。
ただ、専用音源は音や機能がハイクオリティな分
価格もそれ単体で3万~10万円と高額なのが悩みどころ。
その点KOMPLETEバンドルは、手軽な価格で数十個の専用音源を
使えるところが、コスパ最強と言われる理由です。
注意点②:SELECTは買ってはいけない
これは実際にKOMPLETEを使っている者としての意見ですが
公式サイトのシリーズ比較表を見る限り、最も安いSELECTバンドルには
通常版以上に入っている便利な音源が、あまり収録されていません。
SELECTバンドルも決して安いわけでは無く、2万円以上はするので、
どうせコレを購入するくらいなら最初から通常版以上を購入することを
強くオススメします。
では通常版以上のバージョンはどうやって選べばいいでしょうか?
どのバンドルを買えばいいのか
KOMPLETEには以下の三種類のバンドルがあります。
- SELECTバンドル
- 通常バンドル
- ULTIMATEバンドル
お察しの通り1→3になるにつれ値段も上がり
収録されている内容は豪華になっていきます。
結論、よほどのことが無い限りULTIMATE推奨です。
当たり前ですが、通常版は上位版であるULTIMATEに比べると
出来ること、出せる音が少なくなってしまいます。
前述した私のお気に入りシネマティック音源Action Strikesや
ストリングス音源のSession Strings Pro2などは、
ULTIMATEでなければ収録されていません。
↑これらは後から単体でも買えますが、それぞれが単体で数万円してしまうので、
どうせならULTIMATEを最初から買った方が数十万円レベルで得なのです。
とは言え、ULTIMATEはモノとして値段が高いという事実は事実。
どうしても金銭的に余裕が無いという場合もあると思います。
そんな時は最初に安価な通常版を購入して、音源を追加したくなったら
「アップグレード版」を買うという方法もあります。
→KOMPLETE 12(通常版)がサウンドハウスで大幅値下げ中
まとめ
いかがでしたでしょうか。
KOMPLETEの購入のタイミングは、
DTMや打ち込みに慣れてきた初心者が、よりハイクオリティな
曲を作るべく中級者にレベルアップしたいと思った時が最適です。
膨大な音源を一気に手に入れることになるため、
新しく覚えなければならないことが増えるのも事実。
ですがそれはドラクエで言うところのレベル上げ。
新しい大地に降り立ち、新たなボスを倒す冒険の始まりです。
KOMPLETEの音源を自分の曲で使いこなせるようになれば、
もはやあなたは初心者のレベルから脱しているはずです。
↑サウンドハウスにてKOMPLETEバンドル通常版が値下げ中。
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