【Spitfire】 ヴァイオリン音源 Solo Violin が神過ぎる【レビュー・使い方】




 

こんにちは、サウンドクリエイターのユーフルカ(@YouFulca)です。

 

 

先日購入した、Spitfireの「Solo Violin」というヴァイオリン音源が

 

めちゃくちゃ最高すぎたので、使用法などを解説したいと思います。

 

 

まずはこちらをお聞きください

Solo Violinで実際に打ち込んだ、パガニーニのカプリース24番の冒頭です。

 

なんとこれ、一切キースイッチを使っていないんです!!

ベロシティとデュレーションの調整、ほんの少しのオートメーションでこの演奏!

 

 

このクオリティで、13000円以下というのは衝撃的です↓

 

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ぶっちゃけ再安価クラスでありながら最強クラスの性能です。

 

ファルコムみたいなヴァイオリン系バトル曲量産が捗る。

 

調整するべき重要パラメータ

 

特にこのような速いフレーズでは、初期設定でのベタ打ちでは不自然さが際立ちます。

 

 

この音源で調整すべき重要なパラメーターは、画面右に寄っている4つです

 

すなわちダイナミクス、ヴィブラート、ミュート、エクスプレッションです。

solo violin

 

 

ダイナミクス(Dynamics)は、演奏の強さです。

 

基本的にはモジュレーションホイールに対応しています。

 

ここは最初最大値になっていますが、予め70~80%にしておくのがオススメです。

 

エクスプレッションとの違いは、こちらはダイレクトに演奏の強さを表すため

 

音色に変化が出るということです。

 

(低くすると、弱弱しい音色になります)

 

 

ヴィブラート(Vinrato)は、ヴィブラートの強さです。

 

こちらも最初は最大値になっていますが、早いパッセージを演奏させたい場合は

 

レガートが不自然になりがちなので、こちらは50~60%程度にしておくのがオススメです。

 

また、こちらの値が大きいほど、音を伸ばした時の伸びが悪くなります。

 

0%にするとトレモロ奏法になります。

 

 

ミュート(Mute )は、奏法というよりも音質の調整のようなパラメータです。

 

こちらは初期設定はゼロ(Mute Off)になっており、真ん中より右に設定すると

 

ミュート オン(Mute on)になります。

 

個人的には真ん中よりやや右寄りに設定しておくのがオススメです。

 

 

エクスプレッション(Expression)は、クレッシェンドなどで使うパラメータです。

 

ダイナミクスとの違いは、音色そのものに変化が無いことです。言ってしまえば音量です。

 

 

そして打ち込むときは各ノートのデュレーション(長さ)が重要です。

 

フルの長さでベタ打ちしてしまった演奏がこちら

 

ところどころタイミングがおかしく突っかかるような演奏になってしまいます。

 

 

適度に短くしたデュレーションで打ち込んだのがこちら

 

こちらの方が自然に聞こえると思います。

 

基本的には、短いパッセージの時は全体的に短めにして、

 

レガートにしたいときやゆったりとしたフレーズの時には100%のデュレーションでもOKです。

 

 

このデュレーションの間隔に応じて、ソフト側が自動でレガート奏法なのか、

 

もしくはスタッカート奏法なのかを判断している模様です。

 

 

ちなみに、誰もが最初キースイッチだと勘違いするであろう

 

低音域にある鍵盤は、ラウンドロビン(ノートのサンプル)を選ぶためのもので

 

奏法を変えるキースイッチではありません。あまり使いません。

 

唯一残念な点としては、ピチカート奏法が入っていない点です。

 

 

こちらをカバーするには、ビオラやチェロも入った上位互換の総合ソロストリングス音源

 

SPITFIRE Solo Strings」を購入する必要があります。

 

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さっそくこのヴァイオリン音源を使って曲を作ってみましたので聞いて下さい!

 

 

 

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