ゲームサウンドクリエイターの仕事は「それっぽい」曲をたくさん作ること




こんにちは、サウンドクエリエイターのユーフルカ(@YouFulca)です。

 

 

今日は、サウンドクリエイターの仕事は「それっぽい曲」をたくさん作ること

 

というお話をします。

 

 

サウンドクリエイター、特にゲーム音楽を作る僕みたいなサウンドクリエイターって

 

ものすごく幅広いジャンルの曲を作れないと仕事ができません。

 

 

例えばソシャゲって一年を通していろんなイベントがありますよね。

 

今くらいの春だったらバレンタインイースター、6月くらいになると

 

特に女性向けのゲームではジューンブライドとかありますし夏になると夏祭り

 

秋はハロウィン、冬にはクリスマスお正月。。。

 

内容によって、時にはオーケストラだったり時にはジャズだったり、

 

いろんなジャンルを作ります。

 

 

プロのサウンドクリエイターを目指している人は、もしかしたら

 

こう思うかもしれません。

 

「自分はジャズのことなんて知らないしそんな仕事できない」

「自分はクラシックなんて全然わからないからオーケストラなんて無理」

 

はっきり言いますが、プロのサウンドクリエイターだって

 

全ジャンルがオール完璧な人なんてまずいません。

 

 

バークリーで本格的にジャズを学んだ人にそうでない人がジャズで簡単に敵うはずないし

 

音大でクラシックを専門的に学んだ人に比べてそうでない人はクラシックの技法が不得手でしょう。

 

 

20年とか30年音楽をやってれば自ずと経験値がたまりますから、若い人よりは

 

そのジャンルについて技術や知識がある、ということはあると思いますが、

 

20代のうちにそんな領域に達する人はほとんどいません。

 

 

ゲーム音楽クリエイターの仕事は、全ジャンルの音楽を誰が聞いても

 

完璧に作れることじゃないんです。

 




ゲーム音楽クリエイターの仕事の目的は、

 

「そのシーンにあった曲を作る」ってことなんです。

 

 

例えば「場末のバーのシーンだからジャズを作ってくれ」

 

という依頼があったとします。

 

 

この場合、ぶっちゃけ「ジャズっぽければ良い」んです。

 

もっといえば聞いた人の大半が「ジャズっぽい!シーン合ってる!」と思えばそれで良いんです。

 

 

ジャズっぽさというのは例えばコード進行とか、楽器ですよね。

 

自分はジャズを専門的に学んだことなんてありませんから、その道の人に

 

聴かせたらもしかしたらめちゃくちゃかもしれません。

 

 

でも別に良いんです。

 

本格派のジャズを作ること自体が目的ではないので。

 

 

フルオーケストラのバトル曲を作る時も同じです。

 

自分はクラシックやオーケストラを専門的に学んだわけではありません。

 

でもなんとなくのオーケストラの楽器の重ね方とかは知ってます。

 

それで良いんです。

 

 

正直音楽なんてのは各ジャンル非常に奥が深いので、

 

どれかをマスターしようとしたらそれだけで人一人分の人生が必要です。

 

 

ジャズ奏者として生きていこう!と決めたならジャズをマスターするために

 

すべてをかけて行かなければいけません。

 

ですがきっとジャズを完璧にマスターした巨匠だとしても、

 

世界のメタラーを熱狂させるスラッシュメタルを作ることなんて多分できません。

 

 

ゲームサウンドクリエイターは幅広いジャンルの音楽を聴いて、

 

その音楽の中にある「そのジャンルっぽさを感じる要素」を理解して

 

それをシーンの中で再現できれば良いのです。

 

器用貧乏と思う方もしれませんが、そうではありません。

 

それに全ジャンルの研究を蔑ろにしていいと言っているわけではありません。

 

目的が違うという意味です。

 

 

シーンにあった音楽を作ること

 

そのシーンを見た人が感動するような音楽を作ること

 

それが目的です。

 

 

とはいえ、得意ジャンルや好きなジャンルがあるのはいいことです。

 

いろいろそれっぽく作れるけど、このジャンルに関しては特に任せとけ、

 

というのは自分の売りにつながるからです。

 

 

 

僕の場合はなんといってもバトル曲です。

 

ハロウィンの曲もクリスマスの曲も毎年作ってますしジャズっぽい曲もオーケストラ風の曲も作れますが

 

バトル曲に関しては特にゲーム音楽好きのツボを抑えた曲を作れる自信があります。

 

 

もしあなたがゲーム音楽クリエイターになりたいと思うなら、

 

得意ジャンルを存分に伸ばしつつ、まずは好き嫌いせずにいろんなジャンルの曲を聴いて

 

まずはそれっぽさを出せるように練習してください。

 

 

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